海洋工事を数字で解く
地域に根ざし経理のエキスパートへ
タチバナ工業に入社したきっかけは?
「簿記の資格と会計知識を活かせる仕事に就きたい」。それが就職活動の出発点でした。
ちょうどその時期にタチバナ工業が経理寄りのポジションを新卒で募集しており、応募を機に経理としてのキャリアを明確に意識するようになりました。
同時に、地元との縁も大切にしたい想いがありました。暮らしてきた地域に近い場所で長く腰を据えて働き、家族や友人とのつながりも保ちながら成長できる環境を探していました。
資格を土台に地域へ貢献する。その二つが重なる場としてタチバナ工業は魅力的で、これが入社の最大の決め手です。
現在は、経理・総務として支払い業務や工事の取りまとめ、決算補助などを担当しています。
仕事や会社の魅力は?
数字を扱う仕事は正確さが基本ですが、同時に関係部門と同じビジョンを見ながら進めることが欠かせません。数字が経営判断につながる瞬間に立ち会えるのは、この仕事ならではのやりがいです。
社内の雰囲気は良い意味で“自然体”です。肩肘張らずに相談でき、分からないことをそのままにしない文化があります。忙しい時期でも「どこが詰まっているのか」を早めに共有し、誰かが手を差し伸べる――そうした日常のやり取りが、結果的にミスや手戻りを減らしてくれます。
生活面では、社員寮などの福利厚生が整っていて、入社直後の不安が少なかったのも大きな魅力でした。住環境が落ち着き通勤や生活コストの見通しが立ったことで、学習や資格取得にも時間を割きやすくなりました。
印象に残っているプロジェクトは?
入社から2年ほどの時期に、前任者の退職に伴い、急遽中国支店の担当を任されました。土地勘も関係者の顔ぶれも分からない中、請求・支払・契約・子会社の取りまとめまで担当範囲が広く、最初は正直戸惑いました。
そこで、まずは一個一個対応する姿勢を徹底。判断に迷う点は上司に早めに相談し、小さな正解を積み重ねることで、全体像が少しずつ立ち上がってきました。
業務を通じて、所長や現場担当、協力会社、役所の方など多くの出会いがあり、視野が広がりました。数字の裏には現場の事情や工程、季節要因など様々な根拠があります。会話を重ね背景を知るたびに資料の読み方が変わり、自分の殻が破れた感覚がありました。
今後の目標は?
中期的な目標は、「決算書類をひとりで完結」できるレベルに到達することです。B/S・P/Lの関係を実務で体に落とし込み、数値の動きを「自分の言葉で説明」できるようになる。ここを目標に据えています。
将来的には、「注記や部門別分析」まで自力で組み立て、説明責任を果たせる人材になることを目指しています。
あわせて、後輩に「迷ったときの道」を示せるよう、指導・レクチャーの方法も磨いていきます。中国支店の担当期に上司が自分の大きな支えになってくれたように、今後は自分がそうした存在にならなくてはいけないと考えています。
未来の後輩へのメッセージ
私たちのしごとは、「社会インフラの整備」を数字の面から支える役割です。一枚の帳票や一つの確認が、現場の段取りや地域の暮らしにつながっています。
正確さは求められますが、最初から完璧である必要はありません。分からない点はその場で共有し、「一緒に一個ずつ」解いていけば大丈夫。社内には自然体で相談できる人が多く、忙しい時期でも「どこが詰まっているか」を言えば、すぐに手を貸してくれます。
生活面でも「社員寮」や「長期休暇制度」など、長く安心して働ける仕組みが実際に機能しています。働きながら学ぶだけでなく、家族との暮らしや趣味の時間もしっかり充実させられます。
数字で現場を支え、地域の力になる実感を、ぜひ一緒に味わいましょう。
1日の流れ
- 8:00
- 出社・メール確認
- 9:00
- 部内打ち合わせ
- 10:00
- 経理資料作成
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 社外打ち合わせ
- 15:00
- 総務資料作成
- 17:30
- 帰宅